神戸市と小売・日用品メーカー・リサイクラー18社が協働で進めるプラスチックの「水平リサイクル」を知ってもらおうと、生活協同組合コープこうべは、「神戸プラスチックネクスト in コープこうべ」を2月17日(土)10~15時、神戸市北区のコアキタマチショッピングセンター、セントラルコートで開く。
洗剤やシャンプーなど日用品の使用済みつめかえパックを分別回収し、再びつめかえパックに戻す「水平リサイクル」。コープこうべでは、神戸市と18社でつくるプロジェクトチームが「神戸プラスチックネクスト~みんなでつなげよう。つめかえパックリサイクル」と題して推進しているこの取り組みに協力し、プラスチックやリサイクルの知識を深める機会にしようと、催しを企画した。
会場では、使い終わったつめかえパックが資源として循環し続ける未来について、親子でクイズ形式などで学べるブースを開設。ブース参加者はガラポン抽選会にチャレンジできるほか、使用済みつめかえパックを持参した人には景品も用意される。
また、イザという時に役立つオリジナル「プチプチポンチョ」が工作できるコーナーや、プラスチックを分別するセンサーの体験コーナー、多種多様な海洋ごみについて、キャラクターたちを一緒に楽しみながら学び、環境やリサイクルの大切さを考えることができるカードゲームのコーナーも設けられる。「コーピー」「ライオンちゃん」「ワケトン」ら、プロジェクトに参画する各者のキャラクターも来場予定。
「神戸プラスチックネクスト」プロジェクトは、自治体と製造・販売・回収・再生に関わる企業などが競合の垣根を超えて「水平リサイクル」を目指す全国初の取り組み。現在、神戸市内の小売店舗や施設79カ所に回収ボックスが設置されており、開始から2年間で2.76トンの使用済みつめかえパックを回収するなどの成果を上げた。今後は2025年を目標に、神戸市内で年間5トンベースの使用済みつめかえパックを安定的に集められる仕組みを構築し、他の自治体でも運用可能なモデル事例をつくっていきたいとしている。